「借金滞納するとどうなる?」「解決策は?」という疑問に1年滞納した私が答えます。

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「今月は借金の返済ができない…借金を滞納したらどうなるんだろう?」

「怖い取り立てがあるのかな?」

「ブラックリストに載る?」

[差し押さえされてしまうのかな?」

「どうすればいいんだ...」

今現在、あなたが借金の返済が苦しくて滞納してしまいそうな状況にあるなら上記のような疑問やたくさんの不安があることと思います。

その不安な気持ち...よくわかります。

なぜなら以前の私も同じように借金の返済ができずに滞納してしまっていたことがありました。

かつての私は丸々1年間、借金を滞納して逃げ続けていました。

その間にどんなことが起きたのかを自分の経験からお伝えしていきたいと思います。

さらにどうやって解決したのかという解決策もお話ししていきますので、あなたがこれから「借金の滞納をしてしまうかもしれない」、あるいは「すでに滞納状態にある」というならこの記事をぜひ最後まで読んでください。

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借金を滞納するとどうなる?

ここから、私が実際に借金返済を滞納していた時の経験からどんなことが起こったかを具体的にお伝えしていきたいと思います。

当時の私は消費者金融2件、クレジットカード会社1件の返済を滞納していました。

その滞納期間は1年間です。

遅延損害金が発生する

まず借金の返済を滞納すると遅延損害金が発生します。

遅延損害金とは、支払いが遅れたことに対する罰金みたいなもんですね。

これは借金の滞納だけに限らず家賃の滞納やレンタルビデオの返却が遅れた際なんかにも発生するので一般的に知られているかと思います。

遅延損害金の金額は、

元金×遅延損害金利率÷365×延滞日数

で算出されます。

遅延損害金利率はその会社によって変わりますが、一般的には年率14%~20%といったところになります。

延滞日数が長くなればなるほど遅延損害金の額が増えていくということですね。

督促の電話が掛かってくる

申し込み時に登録した電話番号に電話が掛かった来ます。

これは、貸金業者によって電話をかけてくるタイミングは若干違います。

支払日の翌日にすぐ電話を掛けてくるところと何日か後に掛けてくるところ様々でした。

この時点で電話に出て支払える日を約束すればその日まで待ってもらえる場合が多いです。

(自分が利用していた貸金業者の中には待てません!と言ってきた貸金業者もありましたが...)

支払える目途が立っているなら督促の電話にでるか自分から電話をかけて待ってもらえるように交渉した方が良いでしょう。

私が1年間の滞納していた時はこの電話をことごとく無視しました...

無視し続けているとほぼ毎日電話が掛かってきます。

(土日は電話が掛かってこなかったりするのでつかの間の安心を味わえます。)

督促の書面が送られてくる

借金の滞納を続けていると、電話が毎日掛かってくるのにプラスで書面での督促も始まります。

新たな支払期限と遅延損害金を上乗せした金額が記載された用紙が郵送されてきます。

この書面もかなりの頻度で送られてきます。

この時点で支払いができれば督促も止まり、カードも普通に使えるでしょう。

私はこの督促の書面も無視し続けました。

すると、次のステージに移行します。

一括請求される

督促の電話も書面も無視し続けていると、この書面の内容が変わります。

タイミングとしてはこれも業者によって若干の違いはありますが、だいたい2か月を過ぎたあたりですかね...

借金残額と遅延損害金の一括請求が送られてくる書類に記載され、さらに法的措置にでるという旨もかかれるようになります。

これは結構ビビりましたね。なんといっても法的措置ですからね...

しかし、一括請求されて法的措置と脅されても払えるわけがなく...

これまた無視し続けます。

ブラックリストに載る

一括請求されるタイミングと同じくらいでいわゆるブラックリスト入りです。

ブラックリストに載るというのは、あなたの支払いが遅れているという情報が信用情報機関に記録されるということです。

貸金業者やクレジットカード会社の審査はこの信用情報機関の情報をチェックして行われているので、ここに事故情報が記録されると審査に通らなくなります。

さらにここに記録された情報は滞納を解消してもすぐには消えません。

1~5年くらいは残ると言われています。

ブラックリスト入りすると新たな借り入れはできず、クレジットカードも作れません。

さらに携帯の分割購入もできなくなります。

あらゆるローンが組めないということですね。

職場に電話が掛かってくる

一括請求の督促も毎日掛かってくる督促電話も無視しづづけていると、今度は職場に電話が掛かってきます。

ただ、勤務先で本人以外が電話に出た場合、貸金業者は会社名ではなく個人名を名乗ります。
(債務者以外の人に借金を抱えていることを知らせてはいけないという法律があるそうです)

なのですぐに周囲に完全にバレるわけではありません。

しかし、職場に個人名で電話してくる人なんか明らかに怪しいですよね?

なので私もそうとう不審がられましたし、「大丈夫?」とかなり心配されましたがなんとかごまかして電話にも出ずに済みましたが、電話が職場にかかってくるというのはなかなかつらいものがありました。

この職場への電話は毎日掛かってくるわけではなく、不定期なんですよね...

だから毎日、今日は職場に電話は来るのか?と気が気でなかったですね。

ちなみにすべての業者が電話を職場に掛けてきたわけではないんですよね。私の場合職場に電話をかけてきたのは3社中2社だけでした。

そしてその頻度も違いましたね。

この辺の対応も業者によってちょっと違ってくるんですよね。

このくらいになると、

「この業者は職場への電話が多いな…」

「この業者は個人の電話に掛けてくる頻度が多いな…」

「この業者はあまり電話をかけてこないな…」

といった具合に業者ごとの督促の特徴がわかるようになってきていましたね。

裁判所から通知が届く

借金の滞納を続けた結果、裁判所から通知が届きました。

内容としては「あなたは貸金業者から訴えられましたよ。何月何日に裁判しますから出廷しなさいよ」

ということが書かれていました。

被告人に自分の名前が記されているのを見たときはかなりの衝撃を受けましたね。

ただ、この裁判所に訴えを起こされるというのもすべての貸金業者にされたわけではありません。

私の場合は3社中1社にだけ裁判を起こされました。

ここにも貸金業者ごとに違いがあるようですね。

1年間滞納し続けたと冒頭でお話ししましたが、実は3社すべてを1年間滞納していたわけではなく1社だけは借入額も比較的少なく返済額も小さかったので1年間の滞納期間の中で返済を続けていたのですが結局そこも返済できなくなりました。

その1社というのが裁判を起こしてきた貸金業者でしたね。

滞納期間は3か月でした。

早ければ3か月で裁判を起こす業者もあれば、法的措置をとると言いながら1年間裁判を起こしてこない業者もあるといった具合にやはりここでも貸金業者の対応は様々なんだということがわかりましたね。

ちなみにこの裁判も無視しました。

当時神奈川県在住の私に大阪地方裁判所で裁判やるから来いと言われてもそんな交通費もないので行こうにも行けませんでした。

なので欠席裁判で敗訴になっています。

ここまでが借金滞納1年間で起こったことになります。

借金の滞納をすると家や職場に取り立てに来る?

借金の滞納をすると怖い人が取り立てに自宅や職場に訪ねてくるようなイメージがありますが、私は1年間滞納しても1度も職場にも自宅にも取り立ての人は来ませんでした。

すべての金融機関で滞納をしたことがあるわけではないので言い切ることはできませんが、まっとうな金融機関であれば訪問による取り立ては行わないんじゃないかと思っています。

昔は暴力的な取り立ても結構あったようですが、今現在は貸金業法でそういった取り立ては禁止されているので貸金業者にとってもリスクが高くメリットがあまりないので訪問による取り立てはあまり行わないんじゃないかなと考えています。

ただ、闇金の場合はガンガン来るでしょうね。法律を無視するのが闇金業者なので...

借金滞納問題の解決策

ここからは私が1年間の借金滞納生活からどのようにして抜け出したかをお伝えしていきます。

  • 分割支払いの交渉
  • 一括返済
  • 債務整理

私は借金滞納生活をこれらの方法で脱出しました。

貸金業者1件ごとに電話をして和解、分割支払いの交渉をした

まず、滞納している3件の業者それぞれに電話をして交渉しました。

それはもう緊張しましたよ笑

なにせ1年間も滞納して逃げ続けていたわけですからね。

ここでの対応も業者ごとに違いがありました。

3件中1件はやさしい対応をしてくれて分割での支払いに応じてくれました。

他2件は口調も厳しく結構高圧的に責められましたね。

「借りるときはあんなに丁寧な対応をしてくれたのに...こんなに豹変するものなのか」と思いましたが、当然と言えば当然ですかね...

ということで残りの2社には分割での支払いに応じてくれませんでした。

1社は弁護士を通してくれと言われ、もう1社は全く聞く耳を持たず差し押さえするの1点張りでしてた。(裁判をすぐに起こしてきた業者です)

一括返済した

裁判を起こされた業者は一括支払い以外は認めないというスタンスだったのでやむなく一括で返済することにしました。

幸い3社の中で借り入れ額が一番小さかったためなんとかお金を集めて返済することができました。
(元金は30万円だったのですが、裁判費用も請求されて35万円の一括返済になりました。)

債務整理をした

もう1社は弁護士を通してくれとのことだったので弁護士に依頼して債務整理をすることになりました。

債務整理には、

  • 任意整理
  • 特定調停
  • 民事(個人)再生
  • 自己破産

の4種類があって、その中で私は任意整理をすることになりました。

債務整理の最大の利点は弁護士に依頼した時点で業者からの督促が止まることです。

私も弁護士に任意整理を依頼することで督促が止まりました。

弁護士に依頼したことで督促の恐怖・プレッシャーから逃れることができ、本当に久しぶりに安心した生活を送れるようになったわけです。

私の場合は8万程の弁護士費用を分割で支払い終えた後に借金の返済が再開することとなりました。

結果的に滞納する以前よりも月々の返済額が減って少し楽になりました。


こうして私の1年間に及ぶ借金滞納生活は終わり、平穏な生活を取り戻すことができました。

まとめ

今回の記事では

  • 借金を滞納するとどうなるか?
  • 借金滞納をどうやって解決したか?

について、私の体験をもとにお伝えしてきました。

実際に体験すると借金を滞納するとこうなるんだろうなという予想とは違うことも結構ありました。

すぐに取り立てに自宅に来るものだと思ってびくびくしていましたが、結局訪問はありませんでしたね。

しかし、毎日のように鳴り響く電話や山のように届く督促状、裁判所からの通知など生きた心地のしないというか...死んだ方がましなんじゃないかと思えるような日々を一年間も過ごしてうつ状態になってしまいました。(病院に行けるような状態じゃなかったので正確な診断はされていませんが、うつの症状は出ていました。)

振り返ってみると良く生き延びたもんだと思います...

この状態の時に感じたのがこれです。

生きる価値のない人はいない!どんなクズでも生きた方が良いと思う理由

一度滞納状態に入ると抜け出すのがほんとに大変です。

あなたは私のような思いをしないように滞納してしまいそうになったら、できるだけ早く信頼のおける人に相談するようにしてくださいね。

あるいは、もうすでに借金を滞納してしまっているなら債務整理をなるべく早めに依頼してください。

でわ!また!

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