選択肢が多すぎるのは害である理由|増えすぎた選択肢の弊害について

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多すぎる選択肢は害であることをご存じですか?

この記事では選択肢が多すぎることの害についてお話ししていきたいと思います。

選択肢が増えすぎると人は不幸になる「選択のパラドックス」という概念があります。

選択肢多すぎ→身動き取れなくなる

変化の激しい時代に動けないのは大きなリスクですよね?

まずはやるべきことを決めるのではなく、やらないことを決めてあらかじめ選択肢を減らすことが大事だという事をこの記事を読んで感じてもらえればと思います。

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選択肢が多すぎることの弊害

選択肢が多すぎると、

  • 時間を失う
  • 後悔する
  • 結局いつもと同じ選択をしてしまう

こんな結果を生んでしまいます。

時間を失う

選択肢が増えると思い悩み時間を失ってしまいます。

選択肢が多ければ多いほど比較・検討に多くの時間を奪われます。

後悔する

別の選択肢を選んだ場合を考えて後悔してしまいます。

「あれを選んでたらどうだったかな...」「やっぱりあっちの方がよかったかな...」と選択した後も後悔してしまいます。

せっかく多くの選択肢の中から時間をかけて決めたにもかかわらず、後悔の念に苛まれ気持ちが晴れやかにならないんです。

結局いつもと同じ選択をしてしまう

選択肢が多すぎると迷いすぎて疲れちゃうんですよね。

選ぶのに疲れて「もう、疲れた...めんどくさい...いつものでいいや」となって、結局いつも通りの選択をしてしまうんです。

これを【選択回避の法則】というそうです。

【選択回避の法則】=選択肢が増えたことで迷い結局いつも通りの選択をしてしまう傾向

これ、けっこう危惧すべきことなんですよ。

この法則が働くと本当は変化すべきタイミングで選ぶべきだったかもしれない選択肢を見過ごし、現状維持を選んでしまうんです。

変化するチャンスを逃してしまうということですね。

例)服屋で100枚のTシャツ

Tシャツを買いに服屋に行く

その服屋には100枚ものTシャツがある

最初は1枚1枚検討しても疲れてしまい、結局1枚も買わないあるいは、いつものブランドを選んでしまう

選択肢が多すぎるとこういった結果を生んでしまうんです。

選択肢を減らすことで成功した例

選択肢を減らすことで成功した例を紹介します。

スーパーよりコンビニの方がいっぱい買ってしまうという人いますよね?

スーパー...種類多すぎて迷う→結局買わない

コンビニ...種類が絞られているため選ぶのが楽→ついつい買っちゃう

このことは、心理学やマーケティングの研究で検証されています。

選択肢を減らすことで成功した例がこちら。

例)iPhoneで知られるアップル創業者のスティーブ・ジョブズは製品カタログを見て「数が多すぎる」と言い、その製品カタログをビリビリに破いたという話があります。

アップルは経営と顧客体験をシンプル化しました。

商品の数も少ないです。(選ぶのが楽でつい買っちゃうんですよね)

その結果、アップルは大成功しました。

選択肢を減らしてシンプル化することで大成功した良い例ですね。

まぁもちろんアップルの成功がシンプル化だけのおかげではないですが(商品の良さもありますよね)、成功の一因になったことは間違いありません。

こんな実験結果もあるそうです。

実験)

スピードデートの研究→短時間で初対面の相手と話す

大勢の参加者がいる会場では選択肢が多すぎるため、選択肢の少ない小規模な会場よりもその後にデートに出かける確率が低くなる

モテたければ、あえて小規模な会場に行って選択肢を減らすのが有効ということです。

自分が少ない選択肢の中の一つになってしまえば、選ばれる確率が上がりますからね。

選択肢が多い=自由=幸せ、というわけではない

現代は選択肢多すぎ→迷いや悩みも多いですよね?

  • 自分がどのように生きていくのか
  • どんな職業に就くのか
  • 誰と結婚するか

といったことを自分で選べます。

一見自由で良いように感じますが、選択肢が多すぎることは迷い・悩みを増やし、苦しみを生むこともあります。

選択肢が増えすぎて自分は一体何をしたらいいのか?どうすればいいのか?がわからなくなる

この状態は苦しいですよね?

人によっては選択肢が少ない方が、やることが決まっていて楽なんです。

「奴隷の幸福」という言葉があります。

奴隷←何も悩む必要がなく、やることが決まっているから楽

「自由からの逃走」という本の著者である心理学者エーリッヒ・フロムはこんなことを言っています。

「私たちは本当は自由なんて望んでないんだ」

「私たちは自由がもたらす孤独や無力感に耐えられず自由から逃げ出してしまう。」

自由であることが必ずしも幸せとは限らないんですね。

選択肢が多ければ多いほど自由になる

自由である=自分で選択しなければならない

自由と自己責任は表裏一体の概念です。

自由には必ず自己責任が付きまといます。

この自己責任というのは苦しいんです。

私たちはある程度制約があった方が楽なんです。

選択肢というのは多すぎてもダメなんですよ。

完璧主義の人は注意!

この選択肢が増えすぎた世の中において完璧主義の人は特に注意が必要です。

完璧主義の人というのは、選択肢全てを検討した上で最もいいものを選ぼうと頑張るんですよね。

しかし...

そもそも、今ある選択肢をすべて検討するのは無理なんです。

そして、頑張った結果以下のようになります。

  • 迷いに迷って結局選べない→ストレスばかり溜まる→もっといい選択肢があるんじゃないか?とずっと迷う
  • 選んだものよりもっといいものがあったんじゃないか?と後悔の念に駆られ結局満足度が下がる

*絞られた選択肢の中から、「ベストではないかもしれないがとりあえずこれで満足!」という選択肢を掴み取る人の方が満足度が高いというデータがある

「自分は完璧主義なところがあるな~」と思う人は注意しましょうね。

まとめ

今回は選択肢が多すぎることの害についてお話ししました。

  • 選択肢が多すぎることの弊害
  • 選択肢を減らすことで成功した例
  • 選択肢が多い=幸せではない

これらを知ることで選択肢を減らすことの大事さを感じていただけましたかね?

増えすぎた選択肢の中で生きる私たちは、まず選択肢を減らすことに意識を向ける必要がありますね。

多すぎる選択肢は思い切ってバンバン切り捨てましょう!

でわ!また!

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