他人が許せない人は自分を苦しめる!「許せない!」の弊害・原因・対策を解説

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この記事では、他人が「許せない」状態になってしまう原因、その弊害・対策について紹介します。

あなたは身近な人あるいはテレビなんかに出ている有名人の言動に対して「許せない!」という状態になっていたりしていませんか?

許せなくてどうしても叩きたくなったり、正論でやり込めたりしてやりたくなる...

そんな自分を客観的に見てみると嫌だなと思ったり、ひどく醜く見えたりして自己嫌悪したりすることもあるんじゃないですか?

「許せない」状態に陥るといろんな弊害もあります。

許せないことによって自分が苦しむ結果になることが多々あるんです。

でも、「どうしても許せない!」「...どうすればいいんだろう...」と思っているならば、許せない原因と対策を知りましょう。

ということで許せない原因とその対策も合わせてお伝えしていきます。

ぜひ最後まで読んで許せなくて苦しい状態から脱却してください。

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「許せない」の原因

なぜ人が「許せない!」という状態になるのかというと、

人間の脳というのは他人に正義の制裁を加えることに喜びや快楽を感じるようにできているから

なんですね。

そして、人間の脳は自分と異なるものをなかなか理解できないんです。

だから、誰でもいとも簡単に「許せない」という状態に陥ってしまいます。

人間の脳はもともとそういう性質を持っているんですね。

他人に正義の制裁を加える

   ↓

脳の快楽中枢が刺激される

   ↓

ドーパミンが分泌される

   ↓

病みつきになる

   ↓

誰かを攻撃したい・叩きたい

といったメカニズムになっています。ある種の中毒症状ですね。

例えば、アイドルや好感度の高い俳優の浮気が許せないといって執拗に叩く人や、近年話題になった自粛警察と呼ばれる人達なんかはこの中毒症状に陥っている思われます。

なぜ人間にはこんな性質が組み込まれているのか?

その理由は集団主義と言われています。

大昔から人類は集団で生活し、その中で進化してきました。

個人が生き延びるために集団は必要→集団は大事だという本能が人間には備わっているんですね。

集団を維持するために、ドーパミンという快楽物質を使って秩序を乱すものに制裁を加えることで快楽を得られるという仕組みが脳に組み込まれたというわけです。

「許せない」というのは人間の本能だということですね。

だから、「自粛警察とか信じられない」とか「自分はそんなことしない」と思っている人でもその性質は持っているわけで、場面によってはいつ自分がそうなってもおかしくないということですね。

「許せない」中毒の弊害

  • 人が離れていく
  • 新しいことを受け入れにくい
  • 自分がすべて正しいと思い込んでしまう
  • 他人の意見を聞かない
  • 謝れない

「許せない」や「他人を叩きたくなる」といった性質は、誰しもが持っている本能なのでそうなってしまうのはある程度しょうがないところではあります。

だから、そうなってしまう自分を責めたりする必要は全然ないんですけど中毒状態を放っておくと上記のような弊害がでてくるんですよね。

そうならないためには「許せない」中毒状態から抜け出さなければなりません。

と、いうことでつづいては「許せない中毒」から抜け出す方法の解説になります。

「許せない」中毒から抜け出す方法

「許せない」中毒から抜け出す方法として紹介するのは以下の2つになります。

自分を客観視する

まずは自分が中毒状態であるかどうかを認識できるようになることが大事です。

ムカついた時や、腹が立った時は一呼吸おいて中毒症状が強くなっているかも?と自分を客観視するようにします。

怒りに気づいて立ち止まる訓練をしましょう。

前頭前野の衰えを防ぐ

「許せない」中毒から脱するためには、脳の前頭前野の老化を防ぐことが重要です。

前頭前野が衰えてしまうと「許せない」中毒が発動しやすくなります。

よく、声を荒げて起こる老人を見かけることありますよね?

あれは前頭前野の衰えが原因です。

前頭前野が衰えてしまっていることで、感情的に動いてしまうんですね。

そんな厄介なじじいになることを防ぐためにも意識的に脳の前頭前野を鍛える必要があるんです。

では、どうやって鍛えるのか?

前頭前野を鍛える方法

  1. 慣れていることをやめて、新しい体験をする
  2. 安易なカテゴライズやレッテル貼りをしない
  3. 余裕を大切にする
  4. 食事に気を付ける
  5. 睡眠不足を解消する
  6. 自分にも他人にも一貫性を求めない

1,慣れていることをやめて、新しい体験をする

毎日毎日同じことを繰り返していると脳は衰えていきます。

今までしたことがない新しい体験をして脳に適度な刺激を与えるようにしましょう。

2,安易なカテゴライズやレッテル張りをしない

例えば、自分の担任の先生が嫌な人だったから教師はみんな嫌な人だと決めつけてしまうことですね。

たった一つの具体例で一般化しないように気をつけましょう。

これは常に意識していないとついついやってしまいますからね。

3,余裕を大切にする

4、食事に気を付ける

5,睡眠不足を解消する

余裕のある健康的な生活は心身にいい影響を与えるのはもちろんのこと、脳にもいい影響を与えます。

しっかりと栄養のある食事をとり、よく寝てゆとりのある生活習慣を心がけましょう。

6,自分にも他人にも一貫性を求めない

最近の風潮として「ブレない」ということが絶対的に良いことのように言われたりしていますが、必ずしもそうではないんですよね。

世の中は常に変化していますし、人も常に変化していますから考え方やいうことが変わるのは自然なことなんです。

「一度行ったことは意地でも変えない」とか「あの時ああいったのに...言ってることが違うじゃねーか」みたいに自分にも他人にも一貫性を求めすぎると変化に対応できず、脳も劣化していきます。

柔軟に考えて脳を柔らかく保ちましょう。

まとめ

今回は、「許せない」状態になってしまう原因とその対策についてお伝えしてきましたがいかがでしたか?

「許せない」状態になってしまうのは人間の本能的なところがあるからしょうがないけど、放っておくと様々な弊害があるので、対策して「許せない」状態から抜け出しましょうね。

というお話でしたね。

今回は許せない中毒と表現しましたが、中毒というのはどんな中毒でもそうですが少しずつ人の心を蝕んでいき、少しずつ身体を破壊していき、人間関係にも綻びを生じさせ最終的に人生をボロボロにしていく厄介なものです。

しかも、自分でも気づかないうちに進行していくのでさらにたちが悪いんですよね。

だからなるべく早いうちに気づき、対策をとる事が大切なんですよね。

あなたが「許せない」ことが苦しいと感じて、「なんとかしたい」と思ったならすごくラッキーだと思います。

あなたの心が敏感なおかげで自分の中毒症状に気づくことができたわけですから。

心が苦しいと感じるのはあなたの身に良くないことが起こっているサインです。

自分の中の「苦しい」に常に注意深くありましょう。

あなたが今回紹介した対策を実践して、許せない中毒から抜け出し苦しみから解放されることを願っています。

ついでにこの記事も読んでみてください。

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でわ!また!

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