「自分は集中力がないから30分程度も集中することができない」
「集中しようとしてもすぐに別のことに気が向いてしまう」
「集中力があれば...仕事や勉強がもっとできるのにな~」
こんな悩みを抱えるあなたでも集中力がある人になれる。
今回は「集中力のある人」になるために知っておくべきコトをお伝えしたいと思います。
集中力というのは生まれつき決まっていて変えられないのではなく、トレーニングによって鍛えることができます。
集中力が欲しい・集中力をもっとアップさせたいと思っているのであれば参考になると思いますので、ぜひ最後までこの記事を読んでみてください。
集中力とは何か?
まずは、集中力とは何なのか?というお話をします。
集中力はどこから生まれる?
集中力はどこから生まれるか?というと、
脳の前頭葉という部分から生まれます。
この前頭葉というのは、思考・感情・集中力などを司る部位のことです。
(額から2~3センチほど奥にあります。)
思考・感情などをコントロールする力
これが集中力です。
つまり、前頭葉を鍛えることが集中力のアップにつながるということですね。
前頭葉の体力をウィルパワーと言います。
このウィルパワーが集中力アップのカギになります。
集中力が続かない原因
先ほど出てきた集中力アップのカギとなるウィルパワー。
前頭葉の体力のようなものだと説明しましたね。
体力ということからわかるように、ウィルパワーというのは一定の量があり使うたびに少しずつ減っていくんです。
ウィルパワーの減少=集中力の低下
集中力が切れた状態というのはウィルパワーがなくなった状態ということですね。
集中力が続かないのはウィルパワー不足が原因なんです。
集中力をアップするには?
ここまでの話で、集中力をアップするには、
- ウィルパワーの総量を増やす
- ウィルパワーの消費量を節約する
ことが必要だというのはなんとなく伝わっているんじゃないかと思います。
ではここから「でも、どうやって(増やす・節約)するの?」という疑問に回答していきます。
ウィルパワーの総量を増やす
ウィルパワーの総量を増やすのに有効なのは...「運動」です。
運動は集中力の維持、ウィルパワーの回復に役立つとされています。
ジョージア大学で行われた研究
20分の軽い運動をした後→3~4時間は認知能力・考察力・集中力がアップ
運動によって脳の血流が改善され、意欲や学習に関するドーパミンが放出された
UCLAの研究チームも運動は脳の成長因子を増やし、加齢とともに減少するニューロンの増加をもたらし、脳の働きそのものや脳の容積を維持・改善する効果があると発表しています。
運動を定期的に行うことで脳そのものを強化し、脳を疲れにくくすることができます。
定期的な運動がウィルパワーの総量アップに効果的ということですね。
運動はウィルパワーの回復にも効果があるので疲れている時ほど運動するといいですよ。
ウィルパワーの消費量を節約する
ウィルパワーの節約には...「習慣化」することが一番です。
習慣化することで、判断・決定を減らすことができます。
(習慣化すると小脳が勝手にやってくれる。)
前頭葉の疲れる度合いが減り、集中力を発揮できる時間が延びるというわけです。
仕事ができる人というのは、あらゆることを習慣化しているんですね。
集中力を回復する方法
先ほど、運動にウィルパワーを回復する効果があるというお話をしましたが他にも集中力を回復する方法がいくつかあるので紹介します。
その方法とは、
- 睡眠
- 目の疲れを取る
- 嗅覚を刺激する
というものになります。
①睡眠
回復には睡眠ですよね?
これに説明はいらないと思います。
睡眠不足だと集中力は当然落ちます。
疲れたら寝ましょう。
②目の疲れを取る
長い時間集中していると脳が疲れたと感じる時ありますよね?
でも、実際は脳が疲れているわけではないんです。
神経と筋肉の疲れなんです。
特に神経の集中している目の疲れを脳の疲れと錯覚しているんですね。
だから、目の疲れを取ることで集中力を回復させることができます。
蒸しタオルで温めたり、暗闇で5分程度視覚情報をシャットアウトするなどして目の疲れを取るようにしましょう。
③嗅覚を刺激する
特定のにおいを嗅覚から脳に送ることで
- 疲労回復
- ストレス解消
- リラックス効果
を実現することができます。
アロマテラピーがいいですね。
ローズマリー→ウィルパワーの回復
ペパーミント→覚醒
シナモン→脳の認識機能と記憶力を高める
アロマテラピー用のオイルを数滴ティッシュにたらして置いておくのが手軽な方法でおすすめです。
集中力がないと思っている人へのアドバイス
ここからは「自分は集中力がない」と思っている人へちょっとしたアドバイスをしていきます。
思い込みを捨て去ろう
あなたはこう思っていませんか?
- 集中力を発揮することは難しいことだ
- 自分の集中力が乱されるのは何か複雑な事情がある
- 自分は意志が弱いから集中できないんだ
これ、思い込みです。
あなたが集中できない原因は「あなたに集中力がない」のではなく「本当は集中したくないから」という単純な理由です。
そう。本当は集中したくないだけなんです。
まずは、このことを認識して自分には集中力があると信じること、そして
「自分は集中力がない...」「意志が弱い...」といった思い込みをすべて捨て去ることが重要です。
自分の声に邪魔されないようにしよう
ほとんどの場合、集中力を乱しているのは他人ではなく自分です。
自分の心の中の声に意識を向けて否定的な声が聞こえてきたらそいつらを徹底的につぶしていきましょう。
自分の心の声を聞くには瞑想が効果的ですね。
未来の自分に期待しないように
- 今日はちょっと調子悪いから明日にしよう
- 今はちょっと眠いからまた後でしよう
- 今はちょっと集中できないからまた明日にしよう
私たちは今やらなくてもの良い理由をいくらでも作り出し、明日の自分ならできるはずだと考えて先延ばしにしてしまいます。
常に万全ではない(何かしらの不調はいつもある)
明日の自分は今の自分と同じである
と考えて「今やる」と決めましょう。
集中力をコントロールしよう
私たちには集中力はあるし、集中力を持続する力もあります。
しかし、永遠に集中することはできません。(90分間集中し続けることも困難です)
集中力を発揮している時はエネルギーを消費しますからね。
集中力はコントロールできると考える方が長く集中することができます。
集中力をコントロールしようと思うことが大切です。
無駄な我慢はしないように
集中力と我慢する力は根源的に同じ力なので、我慢するために力を使ってしまうとその分だけ集中力が続かなくなります。
我慢する意志力を減らし、その分を集中力に回すようにしましょう。
環境整備をしよう
無駄に意志力を使わないために環境整備も大事になってきます。
無駄なエネルギーを使わずに自然に集中できるような環境整備を心がけましょう。
集中力がある人になるために試してみたいテクニック
つづいては集中力をアップするための簡単なテクニックを紹介していきたいと思います。
ぜひ試してみてください。
①1分の長さを噛みしめる
1分間深呼吸を繰り返し、リラックスしつつ1分間の長さを1度噛みしめてみましょう。
そして、これからやること以外の事は一切しないと「決定済み」にしてください。
②締め切り時刻を決める
何時まで集中するか決めます。
おすすめは25分集中して、5分休む。これを1トラックとします。
そしてそれを3トラック繰り返します。
これはポモドーロテクニックと呼ばれるもので集中力を維持するのに効果的とされています。
これだと集中している時間は合計75分。これなら無理なくできそうじゃないですか?
3トラックが無理そうなら1トラックだけでもいいと思います。
自分にできそうな範囲でやって小さな達成感を掴むことが大事です。
③記録しておく
何に集中したか、そして集中できなかったらその原因を記録しておきましょう。
記録することで自分が集中しやすいこと、また自分の集中を妨げる原因になっているものが明確になります。
①~③のステップで行ってみてください。
今日出来たら明日も同じようにやってみてください。
今日これができたら明日もできると信じることが大事です。
まとめ
今回の記事では「集中力のある人」になるために知っておくべきコトというテーマで、
- 集中力について
- 集中力をアップする方法
- 集中力を回復する方法
- 集中力のない人へのアドバイス
- 集中力アップのテクニック
といったことをお伝えしました。
いかがでしたでしょうか?
意外と簡単に「集中力のある人」になれそうな気がしませんでした?
私自身もかなり集中力を維持するのが苦手なタイプではありましたが、集中力について知り、集中力をアップする方法を繰り返し行うことでかなり集中力のある人になることができました。
今回紹介した集中力アップの方法も実践しなければ、効果がありません。
ぜひ「今」から試してみてください。
この記事があなたの集中力アップに貢献できたならうれしく思います。
集中力アップの方法が分かったら次はこの記事も読んでみてください。
→仕事の効率を上げるために重要なこと...それは「集中しないこと」だ!
それでは!また!
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