「つらい状況から抜け出せない...」その理由と対策をお伝えします。

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「いつまで続くの...このつらい状況...」

「なんとかこの状況から抜け出したい...でもどうしても抜けられない」

「もう自分の人生は絶望的だ...」

「もう嫌だ...生きているのも辛い...」

こんなことを考えているならぜひこの記事を最後まで読んでください。

この記事では、

  • なぜつらい状況から抜け出せないのか?
  • つらい状況を抜け出すための対策

をお伝えしていきたいと思います。

私たちは生きている限り困難や逆境を避けることはできません。

だからつらい状況に陥ってしまうという経験は誰もがするものです。

あなたは今辛つらい状況に置かれているかもしれませんが、その状況から抜け出すことは必ずできます。

どうかこの記事を役立ててください。

また、もし今逆境・困難に遭遇していない場合にも自分のメンタル悪化を予防する方法として使えるので参考にしてください。

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つらい状況からなぜ抜け出せなくなるのか?

まずは、つらい状況から抜け出せない理由を解説します。

その理由とは・・・「つらい時はそこから抜け出す道が見えなくなる」からです。

私たちはいつも何かをシミュレーションして生きていますよね?

人の脳というのは無意識に様々な道筋についてマップを作り、それらの道がどんな結果につながるのかを絶えず予測しようとするものなんです。

人間は生き延びるためにプランニングする必要があったためにそのような機能が備わったんでしょうね。

人間の脳というのは高度なシミュレーション能力を持っているということですね。

その高度なシミュレーション能力が破壊されてしまう状況が、困難や逆境に遭遇して窮地にある時なんです。

つらい状況に陥ると過度なストレスがかかり、脳のシミュレーション能力が破壊され機能しなくなります。

その結果、つらい状況を抜け出すための方法が本当はあるのにそれが見えなくなってしまうんです。

多くの人がつらい状況にある時には、一番重要な道(今の状況を脱し困難を克服するための道)を見落としてしまうことが研究結果からわかっています。

つらい状況にあるときに私たちの前に伸びる3つの道

つらい状況にある時、私たちの前にはいつも3つの道が伸びています。

①今いる場所をぐるぐる回る道


私たちはついついこの道を選んでしまいます。

つらい状況を変えたくてもなかなか行動できず今の状況が全く変わらない...

多くの人はこの道を選び続けてしまいいつまでたってもつらい状況から抜け出せずにいます。

②更に悪い結果へとつながる道


これは絶対に避けるべき道です。

悪いことが起きた後にその悪いことによってさらに悪い状況になる

連鎖的に悪いことが起こる←このことを仏陀の表現で第二の矢と言います。

第一の矢は避けることができませんが、第二の矢は避けられます。これは自分次第です。

だいたい感情によって起こりますから、感情に流されないようにすることで防ぐことができます。

③人をより強くし、より成長させる道


つらい状況にある時に私たちが選ぶべき道はこの道です。

しかし、つらい状況でこの道を見つけるのは簡単じゃないんですよね...

つらい状況に置かれている時というのは無力感・絶望感でいっぱいになります。

無力感・絶望感に襲われているとそんな道が存在することすら信じられないんですよね...

だから、探そうともしないんです。

これこそが私たちが探さなくてはいけない道なのに探すこともできない...

人はつらい状況の中にあると立ちすくんで動けなくなってしまうんです。

なぜつらい状況で立ちすくんでしまうのか?

なぜ、私たちはつらい状況に陥ると立ち尽くしてしまうんでしょう?

その答えは「無力感を憶えているから」です。

こんな実験結果があるそうです。

電気ショックを与えられた犬

最終的に犬がベルだけで反応するようになるか?という実験

電気ショックの部屋と安全な部屋を用意

犬にベルの音を聞かせる→軽い電気ショックを与える

この条件付けの後電気ショックが来ることを予測し安全な部屋に移動すると思ったが、犬は動かなかった


なぜこの犬は安全な部屋が用意されているにもかかわらず動こうとしなかったんでしょうか?

それは...犬が「無力感を感じてしまったから」なんですね。

この犬は、「電気ショックは避けられない...ベルが鳴ったら必ず電気ショックが来る。何をしても避けられない」と学習してしまったんです。

電気ショックを避けられるかどうかを試そうともしなかったそうです。

人間での実験結果もあります。

不快な音のする部屋に「このボタンを押すと音が止まる」と説明して閉じ込める

ボタンを押しても音が止まらないようにする

ボタンを押しても音が止まらないことを悟ると諦めて耐え忍ぶだけになる


私たちは挫折やショックな出来事に出会うと希望を失います。

ただ諦めるという道を選び、道を探そうともしないんです。

これは過剰学習をしてしまうというやっかいな性質のせいですね、

過剰学習のせいで人は人生の一つの分野で無力感を憶えると無力感を他の分野にも持ち込んでしまうんです。

例えば、一つの道が行き止まりだから別の道もどうせ行き止まりだろうと思ってしまうといった感じですね。

つらい状況から抜け出すために...

つらい状況や困難というのは成長するための大きな糧だということが様々な研究で分かっています。

状況を利用してより成長するかで人生は大きく変わるんですよね。

と、「わかっちゃいるけど、こんな状況をそんなに前向きに考えられない...」

そんな気持ちもわかります。

そんなあなたにこの章でつらい状況から抜け出すための対策をお伝えしたいと思います。

それは...

・説明スタイルを操る

というものです。

カンタンに言うとつらい状況や困難な状態をポジティブに説明しよう!ってことです。

つらい状況を抜け出すためには困難を楽観的に捉えることが必要なんです。

もうちょっと詳しく説明しますね。

楽観的な説明スタイルを持つ人はつらい状況に強い

最も困難で拒絶されることの多い職業は営業職と言われています。

営業の成功確率はだいたい9回に1回程度だそうです。

9割は拒絶されるんですね。

ツライ仕事ですよね...

生命保険のセールスパーソンの離職率は極めて高いです。

私の職場にもよく保険のセールスに来ますが、しょっちゅう人が変わっています。

私たちは挫折を繰り返すと気落ちして無力感を感じるものなので、すぐにやめてしまうのは無理もないことだと思います。

しかし、そんなつらい状況でも平気な人が少数ながら存在するんですよね~。

そういう人たちの特徴というのが、これです!

    ↓        ↓

【困難な状況の説明の仕方がポジティブである】

すなわちつらい状況に強い人は楽観的な説明スタイルを持っているということです。

楽観的な説明スタイルを持つ人は、逆境を一時的なモノと解釈します。

「大したことない!どうせすぐに回復する。大丈夫!大丈夫!」←こんな具合に

逆に悲観的な説明スタイルの人は、同じ出来事を大げさにずっと続くと考えるんです。

「もうだめだ...この状態はずっと続くんだ...もう終わりだ...」←こんな感じ

どちらがつらい状況を抜け出す可能性が高いかは一目瞭然ですね。

説明スタイルが結果に影響する


説明スタイルによって勉強・スポーツ・仕事などの結果、成績が変わってくることは科学的に実証されているんです。

「セールスマン調査」というのが行われたそうです。

その調査の結果...

楽観的な説明スタイルを持つ人は、悲観的な説明スタイルの人と比べて37%多くの保険を売っていたんだそうです。

さらに最も楽観的な人と悲観的な人を比べるとなんと88%も売り上げに差があったという驚きの結果もでました。

楽観的な人が仕事をやめる割合は悲観的な人の約半分というデータも出ています。

実際にメットライフ生命は説明スタイルを評価基準にして採用している

その結果、2,3年で離職率を急低下させて市場シェアは50%近く上昇↑


説明スタイルは結果に大きな影響を与えるんですね。

ちなみに楽観的な説明スタイルは手術後の回復状況にまで好影響を与えるという研究結果まで出ているそうです。

ものすごい影響力ですよね...


ここまでで、説明スタイルを変えることが逆境や困難を乗り越えるために有効な方法だということが分かっていただけたんじゃないかと思います。

楽観的な説明スタイルの例

・ブログで結果が出ない...

「もっと勉強して成長できる!」

・リストラされた...

「人生や生き方を考える時間を与えられた」

・体調が悪い...

「身体が死なないために教えてくれた情報」


こんな感じで、つらい状況・困難・逆境を楽観的に説明してみてください。

つらい状況に置かれている時はなかなかポジティブに捉えることは難しいとは思いますが、

なんとか...

「これはチャンスだ!」

と前向きに捉えてつらい状況から抜け出しましょう。

つらい状況・逆境を乗り越えた成功者たち

最後に、逆境を乗り越えて成功を掴んだ世界的有名人の一例を紹介します。

こんな人たちでさえ逆境や困難に陥った経験はあるんだと知って励みにしましょう!

マイケル・ジョーダン


バスケットに全然興味のない人でもその名を知っているほどのスーパースターですね。

そんな彼でも、高校の時にはチームから外されたりしていたそうです。

ウォルト・ディズニー


あの夢の国を作った人ですね。

想像力の塊のようなイメージですが、

なんと「創造性が足りない」という理由で新聞の編集者をクビになった過去があるみたいです。

意外ですよね...

ザ・ビートルズ


こちらも世界的に有名なバンド

ビートルズなんてずっと順風満帆なのかなと思いきや...

ギターバンドは流行らないということでレコード会社のエグゼクティブから追放されるという不遇の時代もあったそうです。

まとめ

今回は、

  • つらい状況から抜け出せない理由
  • つらい状況に置かれた時の対策

ついて解説しました。

説明スタイルを楽観的に変えることで辛い状況を脱し困難を克服するための道が見えるようになる、または探すことができます。

楽観的な説明スタイルを身につけて辛い状況から抜け出すことを願っています。

「大丈夫!あなたは絶対に辛い状況から抜け出すことができます!」

「そんなこと言われても自分は楽観的になんかなれないよ...」と思ったあなたにはこの記事を。

楽観的な人がうらやましい?いや、悲観的な人も悪くないよ...という話

でわ!また!

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