最近本屋さんに行くと「○○になれ!」とか「○○したいなら△△するべき」だとかああしろ・こうしろ・こうなれ系がやたらと多いんですよね。
私がビジネス書コーナーをうろつくことが多いせいで目に付くんでしょうが...ほんとに多いです。
こういうタイトルを見ると正直ちょっとイラつくんですよね。
「成功者だか何だか知らないけど偉そうに言いやがって...」みたいな...
「そもそもあんたが成功した状況がみんなに当てはまるわけじゃないし、育った環境・置かれた状況・性格・価値観何もかも違うんだから偉そうに命令してくんなよな」
なんてことを思いながら「ブランド人になれ!」とのタイトルがつけられている本をちょっと読んでみたんですよ。笑
というわけで感想書きます。
否定的に読みだした割に意外と「確かにな...」と思うところもあったりしたので印象に残ったところをシェアしていきたいと思います。
こんな人はヤバいらしい
- 月曜の朝に憂鬱な顔をして満員電車に乗り込む
- 上司の顔色をうかがい、終業時間まで我慢する
- 昨日と変わらない退屈な仕事をひたすらこなす
- 居酒屋で会社の不満を垂らす
この本では、これらに当てはまる人は要注意だと主張しています。
まぁ見るからにヤバいことはわかりますよね?
しかし、見るからに当てはまっていればヤバいことはわかるのに多くの人は当てはまっているんです。
つまり、多くの人は奴隷のように会社に一日の大半の時間を使っているということです。
項目を見ればこんな奴隷のような人生は嫌だなと思うはずなのに、多くの人が抜け出せない。
なぜか?
その状況が案外楽かもしれないからなんです。
奴隷の幸福という概念
【奴隷の幸福】
強制的に働かされる奴隷は不幸なように見えるけれど、自分の頭で何をするべきかを考える必要がないので人はそこに安心を見つけ幸せを感じる
人間にはこういう性質があるようです。
これは確かにあるかもなと思いません?
いつも嫌だと感じながらもいつまでもその仕事をやめる決断ができないのは、やっぱりなんだかんだで楽なんですよね。
思い当たる節ありますね。
この本ではこの状態であることがやばいと言っています。
なぜにヤバいのか?
時代の変化によって奴隷は淘汰される
昔は奴隷でもよかったんです。
高度経済成長の時は言われたことをやるだけでよかった。
奴隷状態であってもそれなりの生活ができましたからね。
しかし、今は終身雇用・年功序列の崩壊が始まっています。
さらに【副業解禁】
この言葉の本当の意味は、「会社はあなたの面倒を見切れないから自分で外で稼いでください。」
これです。
政府が主導しているわけですから、この流れはいずれ本格化するでしょう。
こういったことから奴隷であり続けるのはヤバいと本書では警告しています。
この辺りも「確かにな」と感じた部分でした。
奴隷状態から抜けだすための対策
奴隷状態でい続けるのはヤバいと警鐘をならし、そこから抜け出すための対策として
- 自分という会社を持つ必要がある=自分をブランド化しろ
- 会社に仕事をやらされるんじゃなく自分の手で仕事を選び取る
- 成功パターンに固執するのではなく新しいことを学び続ける
- 社外で有名になる
- 奴隷として染みついた発想や習慣を捨てる
こういったことをやれという提言がなされます。
うーん...できます?
タイトルにあるブランド人になれ!というのはこういうことをしろということです。
どうすればブランド人になれる?
具体的に何をどうすればブランド人になれるかというと...
発信者になれ SNSで発信しろ フォロワーという資産を獲得しろ
とのことです。
「人には向き不向きがありますし...みんながみんなインフルエンサーになれるわけじゃないと思うんですが...」
「私なんてそんな...無理ですよ~」
そんな思いを持つ人にはこんなアドバイスもしてくれます。
「ジャイアンのように歌え!実力がないからこそやれ!」
まずやる→下手→ボコボコにされる→もがく→実力がつく
こんなロジックです。
体育会系ですね笑
それでうまくいく人もいるとは思いますが、苦手な人が無理してボコボコにされに行くことはないと個人的には思います。
こういう考え方が好きな人や、インフルエンサーになりたい人はやればいい思いますけどね。
ブランド人になれ!に目を通しての感想 まとめ
今回はブランド人になれ!とのタイトルの本の印象に残ったところを書いてみました。
やはり、こういった自己啓発的な本は全体的にはあまり役に立つわけではないけど部分部分で「確かにな...」っと気づきを得られたりすることもある
そんなもんだよな~と改めて感じましたね。
完全に鵜呑みにするのもよくないし、鼻から意味ないと見向きもしないのもまた違いますね。
一番大事なことは「自分の頭で考える」ですね。
気になったら読んでみてください。
また、私とは違う気付きを得られるかもしれませんので。
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