悲観的な人と楽観的な人...どちらにもメリット・デメリットがある
あなたは楽観的な人間ですか?それとも悲観的な人間ですか?
私は悲観的な人間です。
もし、あなたが私と同じように悲観的なタイプであれば楽観的なタイプの人をうらやましく思ったりすることもあるんじゃないですかね?
私は正直楽観的なタイプの人をうらやましく思うことがよくあります。
正確にはうらやましく思うことがよくあったですかね。
昔はよく楽観的な人をうらやんで自分もそうなろうと頑張ったりしていたんですよね。
でもそれが無理なことも、そうなろうとすることにあまり意味がないこともわかってきました。
なぜなら、楽観的な人にも悲観的な人にもそれぞれメリット・デメリットがあり、どちらが良い・悪いではないということがわかったからなんです。
この記事では、楽観的な人と悲観的な人の違いとそれぞれのメリット・デメリットをお伝えしていきたいと思います。
この記事を読むと悲観的なことも別に悪いわけじゃないんだなということがわかると思います。
楽観的・悲観的は何で決まる?
楽観的と悲観的はいつ・何で決まるのかというと...
ズバリ、遺伝で決まってしまうんです。
この世に生まれた時から遺伝で決まってしまっているので
明るすぎるのを治そうとか、無理して明るくなろうとしても難しいんですよね。
楽観的な人にあこがれて「自分も楽観的な人間になるぞ!」と決意してもなれないんです。
無理なんですよ...
楽観的な人と悲観的な人には明確な違いがありますからね。
いったい何が違うのかをこれから詳しくお話ししていきますね。
楽観的と悲観的いったい何が違うのか?
楽観的な人と悲観的な人の違いとはいったいなんなのか?
その答えはこちらになります。↓
A:セロトニンの量が違う
セロトニンとは...脳内の重要な神経伝達物質の一つで気分の安定に重要な働きをするもの
ハッピーケミカルと呼ばれたりもしますね。
その名の通り人の幸せに影響がある脳内物質です。
だから、セロトニンがうまく働かないと不安症や抑うつ症を引き起こします。
うつの治療に使われる抗うつ剤にはSSRIというものが含まれているそうです。
このSSRIでセロトニンの量を保つという治療方法がうつ治療の主となっているんですね。
うつ病治療の流れ
セロトニンが少なくなる→不安になる→SSRI飲む→セロトニンの量をキープ
このことからセロトニンが人の心の安定のために重要なんだということがわかると思います。
このセロトニンのもともとの量が多いのが楽観的な人ということになります。
この違いは人種によって異なっていたりもします。
なんとなく外国人は楽観的で日本人は悲観的みたいなイメージありませんか?
実際、日本人はうつ病の人が多いんです。
日本人はうつ病が多いのはなぜか?
うつ病になりやすいかどうかは脳内のセロトニン濃度が関係しています。
日本人は脳内のセロトニン濃度が生まれつき低い傾向にあるためうつ病になりやすいとされています。
悲観的は良くないのか?
うつ病になりやすいなんて聞くとやっぱり悲観的なのは良くないんじゃないかと思ってしまうかもしれませんが、決してそんなことはないんです。
確かに以前は悲観的な脳は不安になりやすく、ネガティブに反応しやすいから良くないとされていたんですが、現在はその定説は覆されたんです。
悲観的な脳はポジティブにも強く反応することが分かったからなんです。
悲観的な脳というのは敏感な脳なんです。
悲観的な人というのはいろんなことに敏感に反応してしまう性質をもっているということなんです。
例えば人と一緒にいるのが嫌だというタイプが悲観的な人には多いんですが、これは人が嫌いというわけではなく、いろんなことに敏感に反応してしまうために疲れるから嫌なだけなんです。
対して楽観的な人というのは、脳が鈍感なんです。
楽観的な脳=鈍感な脳
こういう違いがあるというだけで決して悲観的が悪いというわけではないんです。
どちらにもメリットとデメリットがあるという話です。
悲観的な人のメリット・デメリット
ここからそれぞれのメリット・デメリットについてお話ししていきます。
まずは、悲観的な人から。
悲観的な人のメリット
脳が敏感な悲観的な人というのは
良いことがあったときに幸福感を感じやすい
という特徴があるんです。
この部分が悲観的な人のメリットになります。
脳が鈍感な楽観的な人は感じられないような小さなことや意外なことに幸福感を感じられたりするんですね。
悲観的な人のデメリット
対してデメリットは
社会で生きずらいというところですね。
悲観的な人の持つ敏感な脳はいろんなことに反応してしまいますから、どうしても人間関係や環境にストレスを感じることが多くなっちゃうんですよね。
楽観的な人のメリット・デメリット
続いては楽観的な人。
楽観的な人のメリット
楽観的な人のメリットは、悲観的な人とは対照的に
社会で生きやすい
ということです。
人間関係においても、人に嫌われても鈍感なのでダメージを受けません。
鈍感であるがゆえに人の反応というものを気にしないので、人間関係で生じるストレスというものをあまり感じないんですよね。
環境に対してもそうです。
鈍感なので悪い環境でもさほど苦痛を感じずに堪えられてしまうんですね。
これは、この社会で生きる上ではこの上ないメリットと言えると思います。
大多数の人は一般社会で生きざるを得ないので、楽観的な人の方がうらやましいと思ってしまうのも仕方ないという感じですね。
実際に楽観的な人の方が社会的な評価も高いと感じる場面は多々ありますしね。
楽観的な人のデメリット
先ほど楽観的な人のメリットとして鈍感でストレスを感じにくいという部分を挙げました。
しかし、裏を返すと鈍感であるということは危険を察知する能力が低いということもできます。
これが、楽観的な人のデメリットなります。
痛みというのは命の危険を知らせる大事な感覚ですよね?
痛みを感じないと自分が命の危機に瀕していることに気づかずに死んでしまいます。
例えば、ブラック企業で働いていても楽観的な人は鈍感であるがゆえに耐えられてしまうので良いように搾取されてしまっていたりしますね。
危険を感じて方向転換できればもっと幸せな道に進めるかもしれないのに鈍感なせいでそれを取り逃がしてしまう。
これは楽観的な人のデメリットであり、結構厄介なことだと思います。
まとめ
楽観的な人と悲観的な人の違い、そしてそれぞれのメリット・デメリットをお伝えしました。
- この性質は生まれつき決まっていて変えるのは難しい
- どちらにもそれぞれメリットとデメリットがある
ということがお分かりいただけたかと思います。
うらやんでも変えることはできないので、持っている性質の特徴に目を向けてメリットを生かせるような環境で生きていきましょう。
悲観的な人は社会で生きにくさを感じるため不利なように思うかもしれませんが、良いことがあった時に幸福感を感じやすいというメリットを利用すれば成功する確率が上げられます。
詳しくはこちらの記事を読んでみてください。
→成功したいなら幸せであれ!幸福感を高めることが成功への近道
でわ!また!
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