何かを成し遂げたいと思ったら大事なのは「集中力だ!」思いますよね?
しかし、実は「集中力」だけでは成功できないんですよ。
「集中力」だけではなく「ボーっとする時間」=非集中の状態も同じくらい重要なんです。
何かを成し遂げるために大事なのは「集中と非集中のスイッチを意識的に切り替えること」なんです。
今回は、なぜ「集中しないこと」が重要なのか?を解説していきたいと思います。
この記事を読めば勉強や仕事の効率を上げる方法がわかりますのでぜひ最後まで読んでみてください。
仕事の効率を上げるためになぜ「集中しないこと」が必要なのか?
なぜ、「集中しないこと」が必要なのか?を解説していきたいと思います。
集中状態では全体を見ることができない
まず、集中状態では全体を見ることができないからというのが理由のひとつになります。
一点集中では周りの多くのことを見逃してしまうんです。
仕事においては時には全体を見なければいけませんよね?
全体を俯瞰して見渡すということが集中している時はできなくなってしまうんです。
常に集中し続けることはできない
二つ目の理由がこれです。
人間は常に集中し続けることはできません。
集中することはエネルギーを使いますからね。
集中する時間があまりに長いと脳はクラッシュして働きが悪くなります、そしてその回復にはかなりの時間を必要とします。
そうなると結果的に目的の達成が遅れてしまいます。
ずっと集中しようとすることは結局のところ効率が悪いと言えます。
「集中しない」=非集中状態にはメリットが多い
そして、三つ目がこれです。
集中していない非集中状態には良いことがたくさんあるんです。
非集中状態の時に得られるメリットについてお話しします。
非集中状態の時に脳で何が起こっているのか?
人間の脳には、
1、CEN(セントラルエグゼクティブネットワーク)
2、DMN(デフォルトモードネットワーク)
という2つの回路があります。
1,のCENが集中時、2,のDMNが非集中時に活性化する回路です。
非集中状態が大事なのはこのDMNが活性化するためです。
この回路が活性化するといいことがたくさんあるんですよ。
DMNが活性化するとどんないいことが?
DMNが活性化するとどんな良いことがあるか?というと、
- ①記憶の統合・定着
- ②情報の整理
- ③創造性(クリエイティビティ)が上がる
といった点が挙げられます。
非集中状態の時に知識が点から線になるということですね。
長期記憶には非集中が必要なんです。
創造性が上がるという点に関してはニュートンがいい例です。
ニュートンが万有引力の法則を発見したのは散歩している時だというのは有名な話ですよね?
これは非集中状態でDMNが活性化して創造力がアップしていたからだということです。
ニュートンだからというわけではなく、誰でも非集中状態に入るとDMNが活性化し創造性が上がるんです。
日常生活でも体験したことがあるんじゃないですか?
例えばお風呂に入っている時にアイデアが浮かんだりすることってありませんか?
あれはDMNが活性化して創造性が上がっているからなんです。
ここまでの説明で「非集中状態」が必要な理由についてはお分かりいただけたかと思います。
そして、ここからは仕事の効率を上げるためのちょっとしたアドバイスを差し上げたいと思います。
仕事の効率を上げるためのアドバイス
仕事の効率を上げるためにこちらを参考にしてみてください。
45分集中→15分非集中
45分間集中したら、15分非集中の時間を取りましょう。
音楽を聴く、散歩する、運動、瞑想など自分にとってキツくないことをしてください。
強制的に非集中に入る
なかなか自然に非集中モードに入るのは難しいのでアラームをセットするなどして強制的に脳がクラッシュする前に休むようにしましょう。
脳がクラッシュする前に休むというのが重要です。
なぜなら、脳がクラッシュしてしまうと回復に時間がかかるからです。
脳がクラッシュしないように休みながら作業した方が最終的に効率が上がるということです。
次の集中時間もスムーズに集中に入れますしね。
まとめ
今回は「集中しないこと」の重要性をお伝えしました。
目的を効率よく達成するためには非集中状態が重要だということでしたね。
集中と非集中のスイッチを意識的に切り替えるリズムを身につければ成功に早く近づけるということです。
集中力についてはこちらの記事を読んでみてください。
→「自分は集中力がない」は思い込みだった。集中力のある人になるために知っておくべきコト
*非集中と集中の両方を活かす方法を学べば素早く効率的に考え問題解決ができる!
ぜひ実践してみてください。
でわ!また!
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