今回の記事では、
- 家賃を滞納するとどうなるの?
- 怖い取り立てはあるの?
- すぐに強制退去させられる?
といった疑問に答えていきたいと思います。
万年金欠状態でぎりぎりの生活をしている人にとって家賃の支払いはかなりの負担になりますよね?
支出の中で家賃の占める割合はかなり大きいですからね。
「今月家賃の支払いがヤバい」
なんて状態は結構頻繁に訪れます。
実際、私はなかなかの頻度で家賃を滞納していました笑
たとえ「俺は家賃の滞納なんかしねぇぜ!」
なんて思っている人であっても、いつ家賃を滞納せざるを得ない時が来るかわかりません。
われわれ貧乏人にとって家賃の滞納はものすごく身近なものなんです。
そこで、今現在家賃滞納の危機にある、またはこれから家賃滞納してしまうかもしれない、そんなあなたに知っておいてもらいたい情報をお伝えしていきたいと思います。
ぜひ最後まで読んでみてください。
家賃滞納するとどうなる?
家賃を滞納するとどうなるのか?その流れを見ていきましょう。
家賃滞納その後の流れ
家賃滞納 翌日~1ヵ月以内
本人への電話による督促が始まります。
電話に出ないとSMSで「重要なお知らせがあります。至急ご連絡ください。」
というメッセージが届いたりもします。
また、郵便での督促状が自宅に送付されます。
なお、延滞損害金は滞納翌日から発生します。
家賃滞納 1ヵ月~2ヶ月後
家賃の支払いが1ヵ月遅れると連帯保証人に支払い義務が発生します。
賃貸契約をする際に記入した連帯保証人に電話をかけられたり、督促状が届いたりします。
また、内容証明郵便で書面が届いたりもします。
*内容証明郵便とは…「いつ」「誰が」「誰に」「どういう内容の」郵便を送ったかを証明する郵便のことです。
督促や契約解除通知などで利用されます。
内容証明郵便を送られると「届いていない」などとしらを切ることができません。
家賃滞納 3ヵ月~6ヵ月後
契約解除通知が内容証明郵便で届けられます。
また、裁判所への請求の申し立てが行われます。
家賃滞納 6ヵ月以降
強制執行手続きが行われます。
裁判所による強制退去...
こんな流れで強制退去に向かいます。
家賃の滞納をすると半年で強制退去になるというのが一般的ということですね。
家賃滞納中は怖い取り立てはある?
家賃滞納中に自宅に怖い人が訪ねてきて大きな声で名前を呼ばれたり、ドアを叩かれたりといった恐怖を覚えるような取り立てはあるのか?というと...
今現在はほぼないと言えると思います。
最近は法整備されてきたおかげで相手に恐怖を与えるような督促行為は禁止されていますからね。
禁止されている督促行為
- 早朝・深夜の時間帯(夜 21:00~ 朝 8:00くらい)の突然の訪問・電話による督促
- 勤務先や学校に訪問しての督促
- 滞納していることが周囲の人にわかるような督促(玄関に張り紙など)
- 連帯保証人ではない親族への督促
- 勝手に鍵交換や搬出処分をする
- 正当な代理人ではない者に依頼しての督促・回収
- 長時間の居座り
これらの行為は禁止されています。
*貸金業法第21条第1項1に借金取り立てのルールが定められています。(家賃の取り立てに関しても適用されます)
このように法律で禁止されているので、ちゃんと法律を守るようなまっとうな会社であればこういった怖い取り立ては行いません。
ほぼないといったのは法律を無視するような悪どい業者も存在するので完全にないとは言い切れないからです。
ちなみに、私はそのむかし家賃を滞納して怖い取り立てにあったことがあります。
その時の体験談はこちらになります。
家賃の滞納分は払わずに逃げ切れる?
家賃を滞納して強制的に退去させられた、あるいは自主的に退去したら滞納していた家賃は支払わずに逃げられるのか?
というと難しいでしょう。
以前の民事執行法は実効性が十分ではなかったため、まだ可能性はありましたが令和2年4月から施行された改正民事執行法によって、より罰則が強化され実効性も向上しています。
最近こんな見出しのニュースも目にしました。↓
【家賃滞納めぐり出頭に応じず書類送検、改正民事執行法で警視庁初の摘発】
このニュースによると書類送検された男性は2017年に住んでいたマンションの家賃あわせて16万円分を支払っておらず、裁判所から財産開示手続きのため呼び出されていましたが、2020年9月の期日に出頭しなかったため民事執行法違反の疑いで書類送検されたそうです。
この人が裁判所に行かなかった理由が
「出頭するつもりだったが寝過ごした。裁判所の呼び出しを甘く受け止めていた」
らしいです。
家賃の滞納で最終的には刑事罰を受ける可能性があるというのは怖い話ですね。
というわけで、家賃の支払いから逃げ切ろうとするのはやめておきましょうね。
【おまけ】参考までに...
これはあくまでわたしが個人的に経験から感じていることなのですが...
家賃の支払い方法は主に、
- 大家さんに直接振込で入金する
- 保証会社にあるいは管理会社に自動的に引き落とされる
という2種類の方法になると思います。
私は両方経験していますが、圧倒的に大家さんに直接振り込みの方が支払いを待ってもらえる可能性が高いです。
逆に保証会社の方は融通が利きません。
ちなみに私は大家さんに本来は月末支払いの家賃を翌月の10日まで待ってもらうというのを4年間繰り返しました。
(給料日が10日だったからなんですけど)
しかし、延滞金も請求されなかったし催促をされることもありませんでした。
すごく優しい大家さんでしたね。
大家さんに直接振り込むタイプの賃貸に住んでいるなら、大家さんに直接交渉すれば支払いを待ってもらえる可能性が高いので家賃の支払いが難しい場合は交渉してみましょう。
案外すんなりと待ってもらえたりしますよ。
まとめ
今回の記事では、
家賃を滞納するとどうなるか?
という疑問について家賃滞納後の流れを解説してみました。
ちなみにこの流れは督促の電話や書類を無視し続けた場合になります。
きちんと電話して状況を説明したり、支払う意思を示したり、支払いを待ってもらう交渉をすればそうそう強制退去まで行くことはありません。
掛かってきた督促の電話を無視しないことが大事ですね。
しっかりとお願いすれば意外と待ってくれたりしますから、家賃滞納してしまいそうな時は勇気を出して電話を無視せずにちゃんと交渉するようにしましょう。
家賃滞納してしまうような万年金欠の人はこんな特徴をもっています。
(私自身がそうでした...苦笑)
→【万年金欠】いつもお金がない人の特徴とは?万年金欠の人にはこんな共通点があった
この特徴を知り改善していくことをおすすめします。
でわ!また!
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