今回は、私が初めて消費者金融で借金をした時の体験談をお伝えしたいと思います。
借金といえば、
- アコム
- アイフル
- プロミス
- レイク
などなど様々な消費者金融がありますね。
TVCMなどの影響で今ではかなりポップで親しみやすいイメージに変わってきている消費者金融ですが、初めての利用の際はかなり緊張することと思います。
私も初めて借金したときはすごくドキドキして、不安に駆られていました。
その時のことを思い出して、初めて借金したときのことを体験談としてお伝えしたいと思い記事を書くことにしました。
私の初めての借金は少し特殊な形になったのであまり参考にはならないかもしれませんが、こういう形もあるんだなという感じで気楽に読んでみてください。
初めての借金体験談
それでは、私の初めての借金体験談をお話ししていきたいと思います。
私が借金することになった理由
私が初めて借金をすることになった理由は生活費が必要だったという至極単純な理由です。
一人暮らしを始めたはいいが、社会に出たとたん社会不適合者の部分が顔を覗かせあっという間にまともに働くことができなくなり、収入が途絶えたために家賃を払うことがままならなくなりました。
それでなんとかお金を作る方法を模索した結果、借金をするという考えに至りました。
当時は借金する以外に短期間にお金を作る方法は考えつかないし、人に助けてもらうという考えも浮かばなかったので...
私が家賃を払えなくて追い詰められた時のエピソードはこちらの記事をご覧ください。↓
初めての無人契約機
当時の私はまだ19歳、そして無職...
今考えればそんな属性のヤツにお金を貸してくれるところなんてないだろうというのはわかるのですが、そのころの私はまだ無知で簡単に借りれるものとばかり思っていました。
どこで借金すればいいのかと考えた私は、まずよくTVCMで目にしていたアコムに行こうと決めました。
当時アコムのCMは一番よく目にしていてCMのイメージからなんとなく簡単に借り入れすることができるような気がしたんですよね。
(ラララ無人君♪というフレーズが耳に残るやつです。)
アコムで借りようと決意した私は、駅前でアコムの看板はよく目にしていたのですぐさまそこに向かいました。
アコムは雑居ビルの5階にありました。
雑居ビルの中に入るのってなんかちょっと勇気いりません?
私はそういうビルに入ったことがなかったもので、ビルに入るだけで緊張していました。
うす暗い感じのビルの中の狭いエレベーターに乗って私は5階にあるアコムに向かいます。
エレベーターが5回に到着するとさらに私の緊張は高まります。
ビルの廊下を少し進むととうとう着いてしまいました。
私は緊張しながらも先へ進んでいきます。
すると窓口とはさらに無人契約機なるものが目に入りました。
「あ、これが無人君ってやつか...」
私は迷わず無人契約機の中に入りました。
なにせ対面は怖かったですからね...
対面しなくてもいいことがわかって少し緊張が和らいだ私は無人契約機の中で書類に必要事項を記入していきます。
無人契約機の中では延々音楽がなっています。(石井明美のCHA-CHA-CHAのボーカルなしが繰り返し流れていました。)
必要事項を書き終えた私はその書類を機械の中に入れてしばらく待ちます。(CHA-CHA-CHAを聞きながら...)
無人とは言うものの人とのやり取りはあることを知る
すると、無人契約機の中の電話が鳴りました。
「(えっ!?電話...?なんで)」
少々パニックになりながらもおそるおそるその電話に出てみます。
電話口では女性の声が聞こえてきました。
「本日は借り入れの申し込みありがとうございました。審査の結果今回は借り入れをお見送りさせていただくこととなりました。またのご利用をお待ちしております。」
速攻で丁重にお断りされてしまいました。
「あれ?なんで?申し込めば誰でも借りれるんじゃないの?そもそもなんで電話かかってくるの?無人で誰ともやり取りしなくていいんじゃないの?」
簡単に借りられると思い込んでいた私はしばらく呆然自失で立ち尽くします。
無知の私は借り入れに審査があることも知らなかったし、無人契約機というのは自動販売機のようなものだと思っていましたから、申し込めばすぐお金が出て来るものと思っていました。(お恥ずかしい話ですが...)
基本的に無職はどこからも借りられない
まさか借金できないとは...途方に暮れながら、
「どうしよう...どうしよう...」
と頭を抱えます。そしてひらめきます。
「そうか...アコムはたまたまダメだったんだ。ほかにも消費者金融はまだある。よし!そこにいこう!」
いや、無職だから借りれないんだよと当時の私に教えてあげたい笑
次に私が向かったのはレイクです。
無人契約機が比較的入りやすいビルの1階に設置されていたので、
「よし!ここならさっきより気が楽だぞ!」
なんてのんきなことを考えながら無人契約機の中に入ります。
...結果はまったく同じように審査即否決となります。
「なんでだ...?でも借りれないとなると...ヤバいな...どうすればいいんだ」
その日は途方に暮れながら家路につきます。
余談ですが...「どうしたらいいんだ...なんとかしないと...」と焦りに焦り、血迷った私は翌日再びレイクに突撃して撃沈してしまいます。
電話でおねーさんに「お客様...昨日もいらっしゃいましたよね?」と言われて、「は...はい。いや、そ、そうでしたっけ?ははは...」なんてごまかしにもならない言葉しか発することができず、何とも言えない恥ずかしさを抱えながら無人契約機を後にします。
「無人契約機なのに見られてるのか?騙された!」なんてお門違いな怒りを抱きながら家に帰ったのも今となっては微笑ましい思い出ですね笑
こうして私の初めての借金の申し込みはことごとく失敗に終わりました。
借金が簡単にはできないことを知った後の行動
さて、お金を借りるのが思っていたよりも簡単なことではないことを知った私は一体どうしたのか...?
怪しげな貸金業者に電話してみた
私は考えました。
「借金がこんなにも簡単にできないものだったとは...どうしよう...親に頼るか...いや、それはできない」
さらに考えます。
「なにか手はないものか...そうだ!本屋に行こう!」
本屋に行けばなにか自分の知らない情報が得らるんじゃないかと考えた私は本屋に向かうことにします。
しばらく本屋をウロウロしてみましたが、これといって現状を乗り切れるような情報には巡り合えません。
「やっぱり、お金を作るための情報なんてないのかな...帰るか...」
帰りかけた私の目に留まったのはある情報誌でした。
「ギャンブルか...でも、やったことないしな...そんな資金もないんだよな...」
そう思いながらもその雑誌をパラパラとめくり始めました。
そこにはパチンコ・パチスロ、競馬・ロト6なんかの情報が載っていました。
少しばかり心は揺れながらも、
「やっぱりギャンブルなんかダメだよな...やめとこ」
と思い、その雑誌を一応最後まで見たら元に戻して帰ろうとしていました。
しかし、その雑誌の一番最後のページで魅惑的なフレーズを目にしてしまいます。
【どなたでも借りられます。まずは気軽にお電話ください】
「どなたでも...?借りられるのか?」
本当なのか?と少しばかり怪しんではみたもののもう私には迷っている余裕はありませんでした。
その電話番号を携帯にメモして本屋を出ます。
そして家に帰り、その電話番号に電話をかけてみました。
怪しげな貸金業者とのやり取り
ここまでの失敗で無職では借りることができないことを学んだ私はまずこう聞きます。
「もしもし、雑誌の広告を見てお電話したんですけど...どなたでも貸してもらえるってホントですか?僕...無職なんですけど...借りれますか?」
電話に出た男の人はこう答えます。
「あ~そうですか...大丈夫ですよ。」
私は歓喜に打ち震えました。
「(よっしゃー!これでなんとかなるぞー!)あ、ほんとですか?ありがとうございます。」
そこから、住所・氏名・年齢・電話番号・実家の住所と電話番号も聞かれた後でこう言われます。
「現在無職ということでここからは特別な手続きになります。こちらの指示どうりに動いてください。」
なんだかよくわからないまま私はその指示を聞きます。
「そちらの住所ですと駅前のビルの3階に武富士さんがあるとおもうのですが、まずそちらに向かってください」
武富士という消費者金融に向かうように指示され、私はその指示に従い駅前の武富士に向かいました。
「武富士さんに到着しましたら、無人契約機ではなく対人の受付で借り入れの申し込みをしてください。必ず対人の方に行ってくださいね。
そして申し込み用紙の職業欄の方には○○、電話番号は○○と記載してください。借入希望額は10万円にしてください。
無事に借り入れできましたらまたお電話ください。」
そういって電話を一旦切りました。
「(なんでまた消費者金融にいかなきゃいけないんだ?この業者が貸してくれるわけじゃないのか?)」
と疑問に思いながらも、私にはもう他に選択肢が残されていないのでおとなしく指示に従うことにします。
「対人の窓口の方に行かないといけないって言っていたな...」
不安と恐怖でいっぱいの私の心臓はいつもの何倍ものスピードで脈打っています。
「...行くしかない...」
私はハイスピードで暴れる鼓動をなんとか抑えようとしながら、武富士の窓口へと向かいました。
再度の借金チャレンジの結果...
私はとうとう武富士の窓口にたどり着いてしまいました。
恐る恐る中に入っていくと優しそうなおねーさんが立ち上がり笑顔で迎え入れてくれました。
もう後戻りできないところまで来てしまいまいした。
おねーさんから椅子に座るように促されたので私は椅子に座り少しの間待ちます。
待っている間にまたしてもおねーさんがやってきて温かいお茶と飴を出してくれました。
私は思います。
「なんだろう...このVIP待遇は...?」
おもてなしに少しほっこりして待っていると「担当の者です」と名乗るものが現れました。
わずかなほっこり感が急速に失われまたしても私の中に緊張感が蘇ります。
その担当者はなにやら話しながら私に申し込み用紙を出してきました。
「こちらに必要事項を記入してください。」
私は指示されたとおりに申し込み用紙を書き上げました。
そして書き終えたことを担当者に伝えます。
すると担当者は、
「ありがとうございます。只今から審査に入りますので少々お待ちください。」
そういって奥の部屋に消えていきました。
最大級の緊張の時です。
「指示通りやったと思うけど、ほんとに大丈夫なのか...?」
無職でも借金は可能なのか...?
心臓の鼓動はさらに早く大きくなります。
ドクン ドクン ドクン
待つこと10数分...担当者が奥の部屋から戻ってきました。
「お待たせしました。審査通りましたので、希望額の10万円で融資させていただきます。」
「(まじかー!やったー!)あ、そうですか?ありがとうございます。お願いします。」
心の中では小躍りしていましたが、平静を装いそう答え、出された10万円を受け取り武富士を後にしました。
なんとほんとに無職で借り入れすることができたのです。
借り入れ後に落とし穴が...
無事に武富士で10万円を借りることに成功した私は、浮かれ気分で約束通り先の業者に電話をします。
「もしもし、無事に10万円借りることができました。ありがとうございました。」
本当にこの時は感謝の気持ちでいっぱいでした。
「そうですか。良かったです。おめでとうございます。...それではですね...情報提供料としてこれからお伝えする口座に先ほど借り入れた10万円の中から3万円をお振り込みください。」
私は
「(え...そんなこと一言も言ってなかったのに...しかも、3万って高すぎないか?)」
とは思いましたが、まぁしょうがないか...と腹をくくり
「...わかりました。」
と返事をして、電話を切り銀行のATMから言われた通り3万円を振り込みました。
今から考えればおかしな話で、1日で3割持っていかれるというべらぼうに高い金利でなおかつここから武富士に対する金利も払っていかなければいけないわけで大損こいているのですが、当時の私は、
「まぁ、でもとりあえず7万は残ったし7万あれば今月なんとかなりそうだし、助かった~」
と、とにかくホッとした気持ちのほうが圧倒的に強く、それ以外には考えられませんでした。
こうして私の初めての借金チャレンジはよくわからない怪しげな貸金業者の力を借りて正規の消費者金融で借り入れをするという形で幕を閉じました。
以上が私の初めての借金体験談になります。
最後に...
今回は、私が初めて借金したときの体験談をお話しさせていただきました。
この後この業者から連絡が来たりなにか被害にあったということもないですし、闇金だったのかどうかはわかりませんが、まぁ...まっとうな貸金業者ではなかったのはほぼ間違いないでしょう。
基本的に「審査なしで」とか「どんな人にも」とか「ブラックな方でも」といった言葉で融資を勧めてくるところはほぼ闇金ですので利用しないようにしましょう。
給料ファクタリングというのも注意が必要です。
→【注意】金欠でも給料ファクタリングに頼ってはいけない理由l実際に申し込んだ体験談
しかしながら結果的にはこの業者のおかげで私は無職の身でありながら借り入れをすることができましたし、高い手数料は取られてしまいましたが、その時のピンチをしのぐことができたので助かったな~と思っていますがね...
まともに働いていて定期収入があればこんな業者を利用せずとも、普通に正規の貸金業者から簡単に借り入れすることができるので私のような状態に陥らないように気をつけましょうね。
私が行った金策のすべてはこちらです。
→【金欠を乗り切る方法】私が数々のピンチを乗り越える際に行なった手段を全公開!
でわ!また!
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