今回は、家賃を滞納したら怖い取り立ての人がウチにやってきたときの話をしたいと思います。
あなたは、住んでいる部屋の家賃を滞納したことはありますか?
私は恥ずかしながら昔はしょっちゅう滞納しておりました。
今では、自宅への取り立てというのは規制が厳しくなってめっきり減ったようですが、昔は余裕でありました。
ということで、逆に貴重な体験なのかな?と思いシェアさせていただくことにしました。
「へー昔はこんなことがあったんだな~」という感じで気楽によんでみてください。
家賃滞納したら家に取り立てに来られた時の話
では、家賃を滞納したら家に取り立てに来られた時の恐怖体験をお話ししていきたいと思います。
家賃払えない...ヤバい...
今から約20年前の私は高校卒業後すぐに一人暮らしを始めます。
憧れの一人暮らし...
最初の内はもうウキウキが止まりませんでした。
部屋の家具の配置を考えたり、自分の好きなようにできる自分だけの城を手に入れたような気分でそれはもう夢心地といった感じでしたね。
「ここから俺の社会人生活はスタートするんだ!やってやるぞ!あんなこともこんなことも...ぐふふ。」
そんなことを思いながら新生活をスタートさせました。
しかし、そんな希望に満ち溢れたキラキラ生活はすぐさま幕を閉じることになります。
入社した会社を2ヵ月で退職することになります。
当時まだ18歳の私は社会に対応することができませんでした。
しかしまだまだあきらめません。
「いや、バイトすればいいんだ」
そう思い立ち、心を震わせながらバイトの面接を受けます。
なぜか...ことごとく落ちます。
「いや、あきらめるな!まだ大丈夫だ!」自分にそう言い聞かせなんとか活動を続けます。
そして、ようやく清掃のバイトの面接に受かります。
そして...3日で辞めることになります...クズですね笑
当時若干18歳高校卒業後1年目の私は社会の荒波に揉まれ、見事に揉みつぶされ社会が怖くなりました。
そこから何もできない何もする気の起きないただの無職になり果てます。
しかし、実家暮らしの無職と違い私は一人暮らしをしていますから、何もしていなくても一切収入がなくても容赦なく数々の支払い請求が襲ってきます。
その中でもやはり一番の強大な敵(支払い)は家賃でした。
「やばい...家賃払えない」
そうなるのにそんなに時間はかかりませんでした。
無職の引きこもり生活...
社会に恐れをなした無職の私は表に出ることもできなくなり、引きこもりの日々を送ることになります。
近所のスーパーに行くことが精いっぱいの状態です。
そんな日々を過ごしているとあっという間に家賃の支払い期日がやってきました。
「家賃...払えないな...どうしよう...」
そう考えてみてもどうすることもできません。
そんな不安はとりあえず現実逃避で乗り切ります。
支払日を過ぎるとすぐに電話が掛かってきました。
当然電話に出ても家賃を払えるわけではないので無視します。
収入の目途立っていれば交渉の余地もあったかもしれませんが、この時の私は絶賛無職の引きこもりです。
収入が入る目途もないし、なにより人と話すのが怖かったんです。
そんなわけで家賃の督促をことごとく無視します。
そうこうしているうちに家賃の支払日から1週間ほどが経ちます。
その日も家から出ずに考えています。
「このままじゃまずい...何とかしないと...でも...なんにもできない...どうしよう...」
とにかくそんなことを繰り返し頭の中で考えます。
どうしても行動を起こすことができなかったんですね。。。
そんな風にまたしても身動きを取れないままいつもと同じように夜を迎えました。
このまままた同じように朝になるんだろうなと考えていました。
しかしその日の夜はいつもと同じ夜にはならなかったんです。
取り立ては突然やってくる
時間は午後9時を少し回ったくらいでした...
部屋の明かりを消し、布団に潜り込んで同じように「どうしよう...どうしよう...」と頭の中で思いを巡らしながらいつもどうり朝が来るのをまっていました。
すると突然インターホンが鳴りだしました。
ピンポーン
私はすぐにピンときました。
「取り立てだ...とうとう来てしまった...」
とにかく無視しようと震えながら布団の中で物音を立てないように息を潜めて耐え忍びます。
ピンポーン ピンポーン
再びインターホンの音が鳴り響きます。
「無視だ。とにかく無視しよう。そのうち諦めるだろう...」
ピンポーン ピンポーン ピンポ ピンポーン
次第にインターホンのなり方は激しさを増していきます。
「全然あきらめないな...でもこっちもあきらめないぞ!」
そんな強い覚悟で無視をし続けます。
そんな我慢比べを続けていると、
ピンポーン ピンポーン ドンドンドン ピンポーン ドンドンドン
今度はドアをたたく音がインターホンの間に挟まれるようになってきます。
「怖い...怖い...怖い...」
そう思いながら私は布団にくるまりながら耐え凌いでいました。
すると、
ピンポーン ドンドンドン
「○○さーん(私の名前) いるんでしょ~?出て来て下さ~い!」
私の名前を大声で連呼し始めました。
それが数分間続きます。
私は思います。
「もうやめてくれ...周囲の住人にバレるじゃないか...もう帰ってくれ...頼む...」
しかし、一向にいなくなる気配はなくとうとう私は根負けし恐る恐る玄関のドアを開けました。
取り立ての人との対面
そこに立っていた取り立ての人はそれはもう怖い顔をしていました。
そして開口一番
「家賃払ってください!」
強い口調でこう言ってきました。
私は弱々しく、こう答えます。
「すいません...でもお金が...なくて...払えないんです。」
すると、取り立ての人は
「いや、払えないじゃないでしょ!払ってください!」
同じく強い口調でまくしたてます。
私は、
「すいません...」
という言葉しか出てこず、そこから数十分ほど一方的に責めたてられます。
ひとしきり私を責めたてた取り立ての人はこう言います。
「じゃあ、いつまでだったら払えますか?!期限を決めないとこちらも帰れませんので!」
いつまでに払えるというアテなんて全くありませんでしたが、とにかくその場を逃れたい一心でこう答えます。
「あの...じゃぁ...1週間...1週間だけ待ってください。」
か細くなった声を絞り出しました。
「...わかりました。1週間後ですね...必ず支払ってくださいよ!」
そう言い残して取り立ての人は帰っていきました。
嵐は去れども...
突如として訪れた嵐のような時間はこうして幕を閉じました。
久々に感じた静寂に私は安堵します。
「ふぅ~...やっと...終わった...怖かったな...」
心臓の鼓動がまだ収まりません。しばらく玄関先から動けませんでした。
しかし、安堵したのもつかの間...
「1週間以内に家賃を払わなければいけない...なんとかしてお金作らないと...」
止まらない心臓の鼓動と震える体を携えて私は再び布団に潜り込みます。
頭の中でお金を作る方法を思いめぐらせながら...
ここから私は1週間で家賃を払うためにお金を作る方法を模索することになりました。
その時の話はまた別の記事でお話ししたいと思います。
追記:その記事がこちらになります。
以上が私の家賃を滞納して取り立てにあった時の話になります。
家賃滞納取り立て体験談 終わりに...
今回は私がかつて体験した、
家賃滞納したら家に取り立てに来られた時の話
をしてみましたが、いかがだったでしょうか?
正直ものすごく怖い体験で今でも私はインターホンの音を聞くと、あの時の恐怖がよみがえり体が硬直してしまいます。
完全にトラウマになってしまいましたね笑
今ではこういった取り立てを行うような会社は少なくなったようですが、それでもないとは言い切れませんからなるべくできることなら家賃の滞納なんてしない方がいいですよね?
(ちなみにこの時私が受けたような取り立ては法律で禁止されていますから、今なら逆に訴えることができますけどね...)
詳しくはこちらで。
→「家賃滞納するとどうなる?」「怖い取り立てはあるの?」という疑問に滞納経験者がお答えします。
ただ家賃が払えないような状況って誰しも訪れる可能性のあることだと思うんです。
だからそんな時が来たら信頼できる誰かに相談するようにしてください。
私のように人に頼らずに1人でなんとかしようとするとこういう目に遭うよという教訓にしていただければと思います。
私のようにならないためにも日頃から信頼できる人間関係を築くように心がけることも大事なんじゃないかと思います。
あなたが人間関係を築くことから逃げずに人生を歩めるよう応援しています。
この記事をおすすめします。
→頼み事が苦手なあなたは生きるのがつらいハズ|対策を紹介します。
それでは、また...
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